髄内釘を抜きました!体験記&最短日程は?

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骨延長日記
10日目/手術8日目

こんにちは、ジローです。
最初の手術から22ヶ月。再びアルメニアに渡航して、髄内釘を抜去してきました。
経過は良好です。

この手術をもって、私の骨延長は終わりました。
足の中には何も残っていません。
残っているのは、表面にあるいくつかの傷跡と、自分の体内で生成された骨や筋肉です。

リハビリも残っていますね(汗

抜去はそんなに難しい手術では無いのですが、流れだけは記録として書いておきます。

抜去できる時期や必要な期間

前提となる時期や状況は「髄内釘の抜去【日本でできる?】」という記事で書いたので、そちらを参照ください。
私は日本での抜去ではなく、アルメニアに再渡航することにしました。

アルメニアの医師からは「14日間滞在が必要」と言われました。
しかし、正直いって長すぎる・・・。
アルメニアは直行便もないので、前後2日ずつ加えると18日間。

私は医師といろいろ相談して、トータル12日間で帰国しました。

絶対必要な期間

医師は無駄に時間を拘束したいわけではないので、ひとつずつ確認して相談しました。

絶対に必要なのは
手術前日の検査(手術できるかどうかの確認)〜入院
手術日から4日間は感染症防止の注射
さらに4日間は感染症防止の飲み薬

抜糸までは手術日から10日
できればあまり体重をかけすぎないように、14日間はゆったり過ごす(歩行はOKだが、荷物など荷重をかけない)

最短期間は・・・

正直いって、抜糸は日本帰国後もできる(飛行機で出血すると困るので推奨はできません)ので、
どおおおおおおしても!

というならば、

渡航で2日〜到着と同時にそのまま術前検査
3日目 手術日
4〜6日目 感染症防止の注射
7〜8日目 渡航(帰国)
→抜糸は日本の病院で。

というスケジュールも、、、、可能といえば可能。というか、可能性はゼロではない。医師と相談してください。

私は医師と直接、ワッツアップというアプリで相談していたので、到着の日に術前検査できました。

これも、難しいことではないのですが、
私が空港から一人で移動できることや
検査前6時間は飲食禁止であることなど
医師と私の間で信頼があることが前提です。

内容は難しいことではないんですけどね・・・

ジローの経過

1日目 移動。エミレーツでドバイへ
2日目 移動&術前検査 エミレーツだと現地13時くらいに到着するので、半日使える!→術前検査に。
自力で・・・といっても大したことはないが、アプリでタクシーを拾ってナイリ病院に向かう。
この日はガルセバン不在で、ガーリックとアララトが検査のアレンジをしてくれた。
検査自体は1〜2時間で終わって、病室に入った。

3日目 手術日。朝9時スタートだ!と言われていたが、9時10分くらいにアララトが呼びにきた。
自分の足で歩いて手術室に向かう。帽子を渡されて、自分でつける。
手術台に自分でのって、ドクターたちが入ってきた。いつもの麻酔医。ガスだ。9時25分か。

起きたら12時10分。リカバリールーム。うーん痛みはある。切開の痛みかな。体勢を変えようとすると傷口が開きそうな感じで痛い。モモの髄内釘を抜いた左のお尻の筋肉は結構痛い。肉離れ的な痛み。小一時間もぞもぞする。
ガルセバンたちが来て、病室(個室)にベッドのままゴロゴロと連れて行かれる。
ううぅ…麻酔後の感じで気持ち悪い。体を起こすとまた気持ち悪い。車酔いっぽい気持ち悪さ。

抗生剤と鎮痛剤で落ち着く。とりあえず今日は立ち上がらずに、おしっこは尿瓶で。
現地SIMあるのでようつべさんのお世話になりつつ、時間をすごす。

4日目 うーんまだ痛みはある。睡眠は5時間くらい。体勢変えると頭痛と傷痕の痛み。骨延長の時の痛みと比べたら雲泥の差なので、全然耐えられるレベル。麻酔の影響の頭痛は、今回の方がきついかも。多かったのかな?

午後1時くらいにガーリックが来て、トイレまで(約3m)歩いてみないか?という。
痛みはあるが、なんだろう・・・筋肉痛と、切開の痛みが主。あとは骨が大丈夫かなぁという不安だけ。
結論、ぎこちないながらも、杖をつきながら歩ける。
しびんはいらなくなった。ロザンさんがご飯もってきてくれた。ありがたし。

5日目 朝から血液検査。問題なければアパートに移る。ただ、かなりマシになったけどまだ頭痛があった。
昼ごろにマリエッタさんが来て、ガーゼ交換。まだ微妙に出血していた。安静にしている分には痛みはないし、切開したんだから出血もするわな。
午後に血液検査の結果がでて、問題ないということでアパートへ。病院の外まで杖をつきながら自力で歩き、アララト自慢のベンツに。念のために、膝を曲げすぎないように後部座席に膝伸ばしながら横向きに乗る。
アパートの入り口の20段の階段も、手すりと杖でゆっくり自力歩行。

5日目/手術3日目


右スネには絵が描かれていた。ガルセバンが書いたんだと。
手術自体はかなりスムーズだったと言っていたので、時間余ったんでしょうね。

6日目 アパートで過ごす。念のため杖を使って歩く。不自由なし。ガーゼ交換のタイミングでシャワーを浴びた。
7〜10日目 アパートで過ごす。軽く外出して、日本人が滞在している別のアパートにも行ってみる。
※帰国のために、PCR検査の陰性証明が必要なので、ドクターと相談して検査を受けに行きました。
検査は18,000ドラム=4,500円くらい。日本よりだいぶ安い。希望すれば日本のフォーマットに書いてくれますし、別に日本のフォーマットじゃなくても問題ないです(→検疫官に確認しました) 
若干早いけど、マリエッタさんに抜糸してもらった。2カ所微妙に出血あったけど・・・まぁ大丈夫っしょ!

抜糸前の画像。左足はクラシック。右はLATNだから切開痕は残りそう。

10日目/手術8日目

左モモは、、、内出血多め。まぁ術後すぐなので、おさまっていくでしょう。たぶん。

10日目/手術8日目。内出血多め。

11〜12日目 夜中発のカタール航空で帰国の途に。ちょうど二次手術と、新しい患者がくるタイミングだったので、アララトの送りは無しで良いよと言って、来る時と同じく、アプリでタクシーを拾って空港へ。(片道2,000ドラム=500円くらい)

100円ショップでT字杖2本(150円×2)買って、持って行きました。
スキーのストックみたいに両手に持っていたら、空港でみんな気を使ってくれました。
事前に頼んでないのに、ドーハでは「車椅子乗らないか?」というオファーがめっちゃきて、若干うっとおしかった。笑
乗りたければ乗れば良いと思います。

日本でも、もちろん気をつかってもらいましたが、ずっと車椅子押してくれるので、、逆に面倒だから頼まずに自力で歩きました。

抜釘前後の違い

抜去から2週間ほどなので、確たることはいえませんが、
足首まわりがスムーズになった感覚はあります。

私の場合は、左モモ・右スネに髄内釘があったので、2本を抜釘したのですが
若干不思議なことに、左モモから抜いた左足首がスムーズになりました。
筋肉とか、筋とかなんでしょうか・・・?メカニズムは自分でもよくわかっていません。

あと、左モモの筋肉がずいぶん痛いです。肉離れレベルに近い感じがします。
切開しているし、筋肉の繊維は多少損傷しているでしょうし、様子見かなという感じです。

もちろん、自力で歩けています。多少左モモが痛いのでぎこちないかもしれませんが、総じて問題ではない気がしています。

ちょっと雑かも?ですが、髄内釘を抜く手術はそんなに大手術ではないし、翌日には痛みはあるものの自力で歩けるので、こんなところで。

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