シャワー毎日浴びられる?(きっと浴びたくなくなると思います…)

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海外生活の準備

こんにちは、ジローです。
「骨延長中にシャワー毎日浴びられる?」
という質問をもらったので、なるべく理解してもらえるように説明します。

シャワーは入れるのか?

骨延長中、シャワーには入れます。
外部式でイリザロフリングがついていても、流水(シャワー)で感染症どうのと考えなくても良いと思います。医学的にどうのというのは私にはわかりませんが、汗と脂まみれよりずっと清潔になると思います。

終わった後、消毒とガーゼ・包帯の手当てがあれば全く問題ないでしょう。

ただし、自力で立ってシャワーを浴びることは困難です。

イリザロフリングがついた足は、時期にもよりますが・・・
自分の足なんですけど、自分の足ではないようなほど、自由には動きません。
歩けます!とは言うものの、リハビリで歩け!とはいうものの

一言でいえば苦行レベルです。

骨切りの手術後は(初日から歩ける人もいますが、2日目3日目からほぼ歩けなくなります。麻酔の問題でしょうね)、歩行器にしがみつくようにしながら歩き始めます。
自分の足の可動域、膝の可動域、筋肉の状態を確認しながら少しずつ歩けるようになります。

しかし、一方的に良くなっていくというよりは、痛みが大きい日、小さい日、
じっとり痛い日、ビリっと痛い日…
昨日できたのに、今日はできなくなるかねぇ?という日もあります。

力を入れているけど、入っていない。
後ろに倒れそうになったら、もう支えはありませんので、バターンと倒れるでしょう。

ちょっと片足を後ろに下げれば、倒れずにすみます。
わかっています。

でも、できないんです。そんなに素早く、思った通りに動いてくれないんです。
余計な力も入っているんでしょうね。最初は5歩進むだけで汗びっしょりです。

シャワー浴びたい気持ちがなくなる

健康そのものだった自分からは想像もつかないでしょう。
ベッドから立ち上がりたくないんです。疲れるし痛いし汗かくし。

立っていたらツラいんです。思うように足動かないし力入らないし、痛いし。

座っていてもだんだんしんどくなるんです。痛みや伸びていない感じ(長時間同じ姿勢だった後に立ち上がった時の感覚に似ています)や姿勢がツラくなってきます。

私は病室からアパートに移る時に、病室のシャワーを浴びさせてもらいました。小太りのおっちゃんにシャワーかけてもらって、片手で頭や体を洗い、片手は怖くて椅子にしがみついていました。
私は自分で理解していましたから全裸でもまぁ仕方ないって割り切っていましたが、女性や恥ずかしがり屋さんは気になるかもしれません。(イヤだ、気になる!とかいうレベルの感覚だと、やめておいた方がいいかもです)

あとはイリザロフリングを外すまで、シャワー浴びていません。
だったらタオルやウェットティッシュで拭いて、寝転んでたい。。

開始前は、私も「できれば毎日シャワーは浴びたいな・・・」なんて思っていましたが、
だんだん、、というか、シャワー浴びたい気持ちはどこかに行きました。

頭や顔はもちろん洗える

シャワー浴びるのは大変ですが、ざっくり1ヶ月くらいたつと、歩くのも慣れてきますし、自分で「どのくらいの時間なら立っていられる」を計算できます。
バスタブに頭だけ出して、家政婦さんにシャワーもってもらったり、固定したりしてシャンプーや洗顔はできます。もちろん、温かいです。

現地でももちろんシャンプー売ってますし、日本から持ち込んでもOKです。
(余らせたので、ちょっとだけ私も置いてきました。どうぞご自由に使ってください)

シャワー浴びてないの?


これは、私も滞在していたアパートの水回りルームです。
奥にある丸いのがシャワーブース。なぜか50センチくらい高くなっていて、延長中にのぼるのはキツイです。
手前にあるのは、普段トイレの上にかぶさって、手すりつきの便座になっているものです。

これを水回りルームのスペースにおいて、座って、
シャワーブースからシャワーヘッド(ホース)を伸ばして、

座ったままシャワーを浴びるのです。

終わったら、足元はびちゃびちゃです。滑らないように注意して、タオルで拭いて、自分の部屋に戻ります。

家政婦さんに水回りの掃除をお願いして、
自分はベッドに戻ってナースにガーゼや包帯を巻いてもらいます。
(シャワー前にガーゼ包帯を取る作業から始まりますね)

シャワーを浴びる時は一人ですが、一人で準備から後片付けまではできません。
家政婦さんやナースの協力なくしてシャワーは浴びられません。
頭だけ、顔だけだったらガーゼ交換の必要もないので、状態が良い時に、好きなタイミングで可能です。

シャワー浴びたい気持ちと周りの人の助けが合致するタイミング

一人がシャワー浴びるために、準備から手助けからガーゼ交換・掃除まで、けっこう人の手を借ります。

今さぁ、ちょっと浴びたいんだけど?

といっても、できる時とできない時があります。
まあ、まず毎日入りたいとは思わない気がしますが・・・。

そして、アパートはいくつかあって、設備もさまざまです。
家政婦さんによっても対応は若干違ってくると思います。

たぶん、、、めっちゃ浴びる人で、1〜2週間に一回くらいのイメージだと良いのかな?と思います。

ごはんのこと

しつこいよって言われるくらい、メシのことを書いているつもりなんですが、、、
食事は本当に大事です。

骨延長経験者と話していたのですが
海外に行ってこれは食べられないわ〜という経験は無い!という方でも(私もでしたが)
マズいと評判の病院食でも食べられたという人でも(私もでしたが)

実際の手術を経て、骨延長に入ると

やっぱり食えない・・・

ということが起きます。
アパートに移ると、食事はすごく良くなりますが、、、食べられるとは限りません。

はっきり言って、文化が違うし、うまいと感じるものが違うのです。

私は髄内釘を抜くために渡航した際、日本人患者が困っているんだろうなと思って袋麺(ラーメン)やそばつゆ、鶏がらスープの素、うまみ調味料、サバ缶サンマ缶、味噌汁、カレー(ルー&レトルト)をボストンバッグいっぱいに持って行きました。
いくつか食べちゃいましたけど、置いてきたので今いる方、新しい方活用してもらえたら嬉しいです。

本当に、甘く見ずに、日本の調味料やレトルトなど、持っていけるだけ持っていった方がよいです。
ちなみに、袋麺を家政婦さんに渡したところで、日本語読めないし、作れません。
麺は特に、「手際良くやらないと延びちゃう」という感覚はゼロなので、グーグル翻訳など使いながら説明しないと食べられません。

シャワーと同じく、キッチンに立って調理するなんて苦行をした日本人患者は、私だけです。

税関

ものすっごく細かく言うと、麺は持ち込み禁止だったりもします。
麺はダメという国はけっこうあります。(粉的なものを練り込めるということなんでしょう)

日本で、外国人が持ち込んだカップ麺を没収して検査したら覚醒剤が・・・なんてニュースもたまにあったりしますが。

ただ、アルメニアという国は・・・
推奨しているわけじゃないんですが・・・

税関って機能してるの?

ってくらい、ゆるいです。人は配置されているんだろうか・・・

半年間過ごすなら、26週。
週に1〜2食、日本食っぽいものを食べるとしたら30〜50食分くらい。
持てる範囲で持っていった方が良いと思います。

アルメニアには、マクドナルドも無いですから。

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