こんにちは、ジローです。
骨延長は、手術前後の病院で過ごす1週間から10日前後と
アパートに移って過ごす数ヶ月の期間で成り立っています。
この2つの生活ができれば、骨延長に耐えられるだろうと思います。
少し長いかもですが、実際に骨延長した私が、ダイジェストで生活の様子をお伝えします。
具体的にイメージしてもらえたらうれしいです。
このページでは実際の日程と、
最初の到着〜手続き〜手術後数日間の病院での生活をダイジェストでお伝えします。
まずは実際の日程です。
8月15日 アルメニアに到着
8月25日 手術1(右モモ+左スネ)
9月 2日 アパートに移動(引越し)
11月 3日 延長終了
11月25日 大腿骨がズレていることが判明
11月26日 大腿骨修正手術(ピンを1本追加)
3月 3日 右モモの外部固定器が外される
3月16日 アルメニア コロナで非常事態宣言
3月18日 左スネの外部固定器が外される
膝の高さが異なるものの、普通の人と変わらない状況に
<前半終了>
クラシック法の場合、1〜2ヶ月の中断期間(骨を固める期間)が必要とされています。
この間に、私は後半戦をLON法に変更したいと申し出て、ドクターの同意を得ました。
4月16日 手術2(左モモ+右スネ)
4月20日 アパートに移動
6月12日 延長終了
6月13日 手術3(髄内釘をロックする手術)
6月17日 アパートに移動
6月23日 抜糸
7月13日 最後の手術から1ヶ月
とりあえず最後の手術から2週間で外出はできると思いますが、長時間のフライトなどは少し痛みが大きいと思います。
帰国するなら3週間くらい経ってからをオススメします。
では、ここから日記です。具体的にイメージしてもらえると思います。
8/15 アルメニアに到着
カタール航空でドーハ乗り換え。未明にアルメニア・ズヴァルトノッツ国際空港に到着。午前1時はすぎていた。
日本から到着する便は、どれも夜中。つまり本当は8/16ってこと。未明。
入国審査は3〜4レーンで、20分くらい待ったかな?
列に並んでいる間、フリーWi-Fiを探すが、見当たらない。通信は断念。
イミグレを抜け、税関を抜け、、、というより税関だったのか?申告する必要のあるものも持っていないので別に構わないけど、申告したくてもどこだ?と思うほど税関らしきものを見た記憶がない。
一般エリア(到着口)の自動ドアが開くと、細身の兄ちゃんが1人。
ハーイ!ジローサン?
い、いえーす。ハーイ!
待っている人はこの兄ちゃんだけ。20代真ん中あたりかな?
という兄ちゃんが、迎えにきてくれたドクター・アララトだった。
夜中なので、待っている人はこの兄さんだけ。到着する日本人は私一人。
無事合流し、アララト自慢のベンツ(年季の入った中古)に乗り、市内へと向かう。
空港で買っておいた方が良いかなと思ってSIMカードを買おうとしたが、アララトに病院にWi-Fiあるからいらないよ!と止められる。
空港から病院までは20分くらい。アララトは英語もあまり得意ではないようで、会話も特になかった。
というか、眠いからなのか、友人Aも連れてきていた。まぁ居眠り運転されるよりずっといいや。
車もそんなにいないし、明かりも少ない。
日本や韓国、香港やバンコクのイメージとは全然違うなー。
2時か2時半ごろにナイリメディカルセンター(病院)に到着。案内されるがままついていくと、個室に通される。
トイレとシャワーもついている。
結構立派だなと思っていたら、水とバナナとリンゴとオレンジを渡される(朝食用)
明日は10時くらいにくるよ、と言い残して、アララトは帰って行った。
8/16 最初のカウンセリング
ドクターミルゾヤンと初めて対面。でかい。183とか185センチとか。長身。
63歳(←2019年で)。英語で会話する。
LONやLATN法で使う髄内釘とワイヤーを見せてくれた。
これが骨の中に入るってことか。意外と細い。
1ヶ月前からこの日と言ってきたのに、通訳のイベッタはいなかった。
なんだか「もう少し遅い日程の方が良いと思います」とか言ってきたからなんだろう?と思っていたら、
8月で自分の旅行の予定と重なったらしい。
正直にそういえば良いのに。
コンサルティングでは、希望の延長量だとか、リスク、リハビリの重要性などについての説明。
延長量を決める時に、12センチ希望だと言うと、
お前は10センチが良いと思うなぁと強く10センチを勧められた。
むむ…どうしようかな
木の板を重ねて、10センチの高さにされた。
「乗ってみろ」
と言われ、乗る。おお、10センチってけっこう高い。
目線がこんなに上がるのか〜!とちょっとテンションが上がってしまう。
「で、希望は12センチか。おい、2センチ足してみろ」
と言われた一番弟子(かつ私の担当医の)ガルセバン医師が2センチ足してくれた。
「おお、けっこう高いのねぇ!!」
またテンションが上がって、延長できたわけでもないのに、ニヤニヤ笑ってしまう。
「お前が延長したがっているのはその高さだ。前屈してみろ」
お、確かに。12センチって高いからなぁ。
「どうだ?届かないだろう?」
んんっ よいしょっ
「ついたよ。手首まではキツイけど、指だったら第二関節くらいまで届く」
「そうだろう、届かないだろ」ニヤニヤ
「いや、ついたって。もっかいやろうか?ほれ」
「うーん、そうか。…そうだな。うん。お前はまぁ12センチでもいいけど、おれは10センチが良いと思う。10センチをリコメンドだ」
このオヤジ、テキトー感あふれるな。前屈で手が付かないと思って言ってやがる。先人のブログでウィングスパン(手を広げた長さ)プラス10センチまでがバランス良いとか書いてあったけど、
おれ、手も広げてないけどな…
ちゃんと見てんのかなぁ…?
若干の不安。いや不信感。
このオヤジを信じていいのか?
術式も相談し、例えばクラシック法で始めて、骨の形成が悪かったりしたら途中でLATN法に変えられるか?
予め言ってくれたら移行できるように処置を始められるのでOKだという。
とりあえず、お金がそろってから手術日が決まるので、まだ時間がある。
手術前までに決めてくれたら良いと言われ、コンサルティングは終了。
ミルゾヤンは英語で答えてくれたが、母国語ではない英語なので、ゆっくりで聞き取りやすかった笑
銀行口座を作りに行く
コンサルティングが終わると、ガーリック医師が銀行に連れて行ってくれた。
病院からタクシーで3〜4分。案内されたのは最大手のアメリアバンク。
ガーリックが事情を話してくれて、パスポートを渡して、
途中まで軽く女子学生さんにも訳してもらって
ふんふんと聞いていたが
「ここからはあなたと直接英語で話します」
と言われる。
要は、
なぜ口座をつくるのか
いくらくらい入金するのか
日本での職業は?
送金してくるお金の原資(どうやって稼いだか)は何か?
を聞かれた。
直接聞かれたのは、英語が少しできないと、問い合わせをした時に会話できないから、ということだ。
落ち着いてきけば大丈夫。むこうも口座を開設することは売り上げになるのだから。
最終的に、稼いだのはサラリーだとして、サラリーが入っている銀行口座の入金記録はあるか?
まで聞かれた。
仕方ないので、通帳なんか持ってないから、ウェブサイトでいいか?
と尋ねて、もちろんいいわよというので、女子学生さんに頼んでテザリングしてもらって見せた。
あとは銀行のおねーさんが手続きを進めてくれて、キャッシュカードとPINコード(暗証番号)をゲット。
そのまま言われた通りにアメリアバンクのアプリと、パスワード生成のアプリをダウンロードし、設定。(そんな難しくない)パスワード設定しろと言われたりするので、忘れないようにスマホのメモとかとっておいた方が良い。
あまり説明された気がしないのですが、カードに書いてあるArcaという表示、なかなか使えます。
デビットカードになっていて、市内のスーパーなどで会計に使えます。(PINコード必要なので忘れないように)
タクシーアプリの支払いなどにも使えます。結構便利。
これで、本日のタスクは終了。
今日からは病院近くのホテルに泊まる。一泊6000円くらい。
アルメニアにしては高い。朝食付き。
市内をウロウロして、なんだか疲れたのでお菓子買って、コーラ買ってホテルに。
コーラ500mlで300アルメニアドラム=75円くらい。
ドラムを4で割ったらだいたい日本円。
8/17 アルメニア2日目
市内中心部をウロチョロして、両替のレートやスーパーでどんなものを売っているのかリサーチ。
公園も多くてヨーロッパ感あふれるいい感じのところじゃないか!
忘れちゃいけないのが、銀行送金。
きのう作った口座に、日本の銀行から送金の手続きをする。
これはネット環境があればできちゃうので、簡単です。
ちゃんと入力すべき項目をプリントアウトして渡してくれましたので、その紙をみながら手続きすればOKです。
この日は外国人も多くいる通りで晩メシ。
と言っても、まだ送金もできていないので、始まるぞ感もまだない。
ステーキでも食ってやろうかと思ってレストランに入る。
KILKIAというのがアルメニア産のビールだというので頼む。
味も少しあるし、度数も高くなく、飲みやすい系のビールだ。500mlで700ドラム=180円くらい。安い!
このKILIKIAビールとフレンチフライを食べ、ビールをお代わりしたところで満腹になってしまった。
ビール2杯 700×2
フレンチフライ650
あとクラッカー的なのを食べ、と付加価値税が加わってお会計は2,950ドラム=700円くらい。
水とペプシとオレオ650ドラム=160円くらい
を買ってホテルに戻った。
8/18 アルメニア3日目
通訳から連絡があり、私のホテルにやってきた。
しばし話をして、日本人患者と話したいですか?というので是非とお願いして、病院から徒歩5分くらいのアパートに案内される。
当時日本人は4人いて(正確にはあと1〜2人いた)話を聞くことができた。
それぞれの話は言えないけど、当時のメモには
「途中で延長量を変更する可能性あり」
と書いていた。
簡単に言うと、痛みがあったり、伸びが悪かったりして
予定の期間で終われなさそうな状況→延長量を減らしたという話を聞く。
うーん。そんなに痛いのか。そして、予想はしていたが1日1ミリは順調にいけばの話で、実際にはそんなうまくいかないかもしれないという話を聞く。なるほどなるほど。
また、この時に結構簡単に感染症になることも知った。
日本で聞いたり、ブログなどで読む「感染症」という響きは
かなり深刻
な雰囲気だが、数日、抗生物質飲めば治ることがほとんどだという。私も2回なりましたよ〜アハハ〜なんて話をされた。うーん。イメージと違うな。
もちろん、軽く考えてはいけないけど、手術をして、免疫力も低下するし、
創外固定器が長期間装着されるので感染症になること自体はおかしくない。
感染症になってからなるべく早くキチンと対処することが大事なんだと知る。まあこの時はまだキチンと理解しきれていなかったけど、話が聞けて良かった。
しかし、延長量を変更することがあるってのはショックだった。しかも返金されないらしい(と日本人患者さんは言っていた)
まあ冷静に考えると、契約違反するのは患者側だから仕方ないのか…(この時、日本人患者さんも同じようなことを言っていた気がする。私は嫌だなーと思うばかりで、あんまり理解していなかったけど)
市内の様子
誰もが知っている共和国広場。リパブリックスクエア。
観光客もいるし、現地の人もいる。
ベンチとか縁石みたいなのに座って、待ち合わせとか憩いの場所って感じ。
共和国広場から100メートルくらい離れたところから
North Avenue
という北東に伸びた通りがあって、歩行者天国になっている。きちんと整備されていた。
両サイドに少し高そうなマンション(アパート)があって、路面には店が並ぶ。日本の商品を扱うダイソーと無印を合わせたようなお店もこの通りにある。
文字も言語も違うくらいなので、日本語を見ると少しほっとしてしまう。
何を買うわけでもないのでさらっと店内を物色しただけだが、現地の中学生とか高校生の女の子がけっこういた。
どの国に行っても雑貨とかカワイイ系のものが好きなんだなぁ。
この通りに通信会社も路面店を持っていて、
たまたま目に入ったBeelineにした。(市内に店舗はけっこうあります)
英語がわかる店員さんが、パンフレットを出してきて、説明してくれた。
1,600ドラムでSIMカードを購入して、残高は1,500ドラムだという。
カード自体の金額が100ドラムってことか。25円!
そのままアプリをダウンロードしろと言われ、店のWi-Fiのパスをもらってダウンロード。電話番号とパスワードを設定して、終了。
無事に表示がBeeline AM LTEになった。これで手続き完了。
そして、ネットで調べていたら、どうやらアルメニアの名物は
シャウルマ
という食べ物があるらしいじゃないか。
一応食べておかねば!と街をブラブラ散策しながら店を探す。
ラバシュという薄いパンというか、、トルティーヤみたいな薄い生地を焼いたやつに野菜や肉を巻いて食べる。
私が行った店では、チキンとポークを選べた。
シャウラマ チキン850ドラム=210円くらい
シャウラマ ポーク950ドラム=250円くらい
けっこうな大きさだったので、きょうの晩ご飯はこれで終了(笑)
せっかくなので、物価状況を買ったものでメモ。
ミックスジュース650ドラム=160円
炭酸水155=40円
歯磨き粉890=230円
オレオ450=110円
Kinderチョコ390=100円
ご参考までに。
8/19〜8/23
銀行の送金待ちの期間。
コンサルティングで決めなかった
延長量と術式(クラシックとかLONとかLATNとか)については、
9センチ+途中で1センチ追加の可能性あり
クラシックでスタートして、LATNに変更の可能性あり
と決め、ミルゾヤンに伝えた。
延長量を減らして終わるということもあると聞いたので、ミニマム9センチは絶対伸ばしたかったので最低限で9センチで契約して、1センチ追加の可能性を残した。
体の中にずっと金属入れたくなかったので、クラシックで始めることにした。
8/24 手術前日
手術前日。せっかくだからとカスケードに行ってみた。観光名所だそうだ。
市内中心部で歩いて行けるくらいの場所。
博物館・美術館のようなところだが、中身より外観とか、上からの景色の方が良い感じ。
フルーツジュースやら炭酸水やら買って病室に戻る。明日はいよいよ手術だ。
18時以降メシ食うな、23時以降水も飲むなという。
左肘あたりにカテーテルをつけられる。痛くもないしシャワーも可能。気にならない。
8/25 手術当日
朝6:45までに準備しとけ
ということだったが、6:25に点滴が始まる。
7:00→3階の手術室に入る。通訳も来ていた。腰骨のあたりから入れる硬膜外麻酔はちょっと痛いとはおもうが、言うほどでもない。
右肘にもカテーテル、背中にも麻酔用カテーテル。
気づいたのは11:00に、リカバリールーム(ICUみたいなところ)だった。
ずーんと足が重い。動けない。痛みは特にない(麻酔まだ効いていた)
ドクターが来て、うまくいってるよといわれ、喉が渇いたから水飲ませてと言うと、吐き気するからと注射器で15〜20mlだけ与えられた。
吐き気はそんなになかったが、たまに感じた。吐きはしなかった。後で知ったけど麻酔の影響とのこと。不可避。
しばらく眠ったりして14時に病室に移動。
ストレッチャーで運ばれるが、揺れた。車酔い?もあってか病室についたら吐き気。胃液っぽいのだけ吐いた。プラスチックケースみたいなものに横向きで吐き、ティッシュで拭く。
スマホほか、持ち物にも再会。
点滴、麻酔も続けつつ、尖足対策のヒモというかロープをつけられる。
8/26 術後2日目
軽く膝を曲げつつ置かれていたが、大腿骨をやった右は動かすこと自体困難。足首は動く。
左はけっこー動かせる。が、骨が折れてるなとなんども思う。
リハビリセラピストのハコブと、ドクターガーリックとアララトで膝の曲げ伸ばしをしたあと、歩いてみる。
スネの左足激痛。足上げると骨が離れ、体重かけると骨同士がぶつかるような感覚。歩行器でも二歩が限度。汗びっしょり。
ちなみに尿のカテーテルを抜かれる時にペインフルと言われるも、ほぼ無痛。。
つけといてもらっといたほうが便利だったぜ。
歩けない=トイレ行けないから尿瓶。なかなか出ない…
マリエッタさんが若い看護師ミレナを連れてガーゼの取り替えにきた。どうやら本当に新人さんのようだ。
その後、ミルゾヤンご一行が来て、明日になったらまた快適になるからといっていた。ほんまかいな…
尿瓶に出すのにとまどい、なかなかうまくいかないが、いよいよいきんで出したら安心したのか眠気がきて寝た。
8/27 術後3日目
多少眠れた。午前中10:30くらいにハコブが来て、足首持って動かす。
大腿骨の右は力が入りづらい。歩かされるが、左脛は上げる時も体重かけるときも激痛。
ウォークウォークと言われるが、痛すぎてベッドに戻ることに。
もはや楽しみは夕食のヨーグルトしかない…
食えなくはないが、トイレもいけないから便もできないし、食欲も無い。
8/28 術後4日目
朝方にウトウトしてたらハコブ来た。10時半くらい。いつものように両足を動かす。
歩くとき左脛が激痛なのは器械がおかしいのでは?と指摘したら、看護師さんが痛み止めをうってきた。
今日は昨日より痛みはマシ。トイレまで歩く。手を借りて、便座に座る。オシッコして出ようとしたら大便しろと。できなきゃ下剤だ。重要なことだと言う。わかるわかる。大事だよ。
でもね、あたしゃ大便できないからメシも控え気味にしてたのよ。そしてあんたらがいる今、さあやれ!と言われても出まへん。
ベッド戻り、腰掛けるとめちゃ快適。どした?
と思ったら右ケツのあたりだけクッションがない。くり抜かれていた。
頭上につり革みたいな(実際は木と鉄だが)吊り輪をつけてくれた。これで体勢かえたらいいよと。
いろいろ考えるもんだな。この2つはかなり有効だ。
看護師さんがガーゼを取り替えてくれた。
ひりひりチクチクする痛み。痛いけど、我慢できる範囲。
ガルセバンが18時前に来て、明日から延長開始という。
イリザロフリングにネジが4つついている。それを一目盛りずつ回す。
9時12時15時18時。
明日はレントゲンもとる。軽い下剤で大便をさせるという。
いつアパートにうつる?と聞いたらミルゾヤンがいないから決定できないんだ。ミルゾヤンが帰ってくる月曜くらいだろう、という。
しかし明日からは背中のカテーテルをとる、つまりは痛み止めをなくすってことだ…
8/29 術後5日目 延長開始!
ほぼ眠れず、6時くらいにウトウトしはじめると7時すぎに看護師さんがきた。
ペインキラーといいながら点滴と下剤。
しばらくすると、さすが鎮痛剤。少し眠る。
左脛の下に小さなクッションを置くなとハコブに激しく怒られ、夜に眠れないなら、なぜナースコールして鎮痛剤うたないんだ!?とドクターに怒られる。
とにかく、我慢より対処が大事だ!と強く言われた。
とりあえず延長開始。いっこずつ回す。
歩行訓練は、左脛が激痛。痛くて痛くてたまらん。上げる時に超痛く、下ろしたらまた痛い。
次は14時に延長。その次は17時に延長。
また20時すぎにも延長で本日1mm
延長すること自体は難しくないし、痛くもない。
8/30 術後6日目 延長2日目
9時に起きた。延長のネジまわす。
ハコブが来ていつものようにリハビリが始まる。
直前にペインキラーをうってもらってるので痛みはさほどないが、大腿骨の右足はやはり上がりにくい。
きのう歩いた時に激痛だった左脛もほぼ痛みがない。これはいけるかもなーと思っていたが、
歩行訓練ではやはり左脛が痛い。できれば立ちたくない。
しかし、とにかく今日はトイレに行くのだ。大便を解放してやらねば、メシも食えん。食欲はないけど…
足を出すたびに歩行器も前に出すと常にだいたい同じ姿勢になるので少しは楽。面倒なのがカーブ。まっすぐならそこそこ歩けるけどな…けっこう痛いけど。
トイレに座らされ、右足の下にクッションを置いてもらう。これがないとけっこうシンドイ。これがあることですこーし深めに座れる。
およそ5分後、きた。お腹がすっきりする。
自分で拭けないかもと日本人患者から聞いていたが、自分で拭けた。なんだ、できるじゃないか。
手もあらって、あとはベッドに戻るだけなんだが…また痛い。が、戻るぞという気合で歩けた。
立ってから戻るまで20〜30分くらい
唯一の楽しみと言っていい、スマホ。つまりはWi-Fiだが、病院のWi-Fiは日本の10年前じゃないのか?というくらい繋がらない。
現地simを契約しておいてよかった。土日も考えて、追加で10GB買っといた。3500ドラム=900円くらい。まぁしゃーない。
術後初めてレントゲンを見た。本当に折れているんだな、と当たり前だけど実感として処理されていく。このうすーい黒い線が、5センチになっていくってことだ。
8/31 術後7日目 延長3日目
0時頃寝て、4時すぎに起きる。6時から8時までまた寝た。内容は薄いけど、足したら6時間てことは万々歳じゃないか。
あーぐっすり眠りたい。
とはいえ、今の最重要課題は睡眠より食事。本当に食欲がない。
どの国に行っても「この国のメシ無理」と思うことがなかっただけにショック。といっても三食ほぼ同じ、味のないものかつほぼ炭水化物ばかり出されても…
朝メシが出た頃にハコブがきた。
いつものように右膝を曲げる運動。
左は自転車漕ぎのような動きして、疲れる。
リングは相当重いと感じる。実際は1kgもないそうだが、3〜4kgくらいに感じる。
右膝の角度は150度くらい?ハコブはベリーグッドとは言っていたが。
しばらくして、ガルセバンたちも来た。
今日は自力で立ち上がる。もちろん歩行器とかの用意はしてもらうが、自分で立ち上がることができた。嬉しい。
歩こうとすると左脛は相変わらず痛い。骨同士というより、足を持ち上げる時に痛みが来る。着地しても痛いけど。逆に、右大腿はそんなに痛くない。痛いのは痛いが、左脛に比べれば極小。
うーん、痛いけど歩いてたら少し痛み収まる説を昨日感じたので、歩く。すると不思議なものでトイレまで到達できた。わずか4mほどだが、真っ直ぐならもうちょい行けそう。ターンはちょっとテクと慎重さが必要。
便座に座るのは自力では無理だ…
右膝の曲がりも150度くらいなので足の下にクッションを置いてもらわないといけない。
便は出なかったが、ほとんど食ってないからな…と納得して、ノットトゥデイ!と言い放ってベッドへ。付き添ってくれてはいるが、歩き自体は歩行器+自力。帰りは早く早くと言われて少し早く歩かされた。
ベッドに座るのも自力。ベッドに足上げるのも。
慎重にやらないといけないが、一応できた。
これで、ベッドから起き上がってどこかに行き、戻ってベッドに入ることは自力でできることになった。なんか嬉しい。
ただ、まだまだ気をつけないといけないらしい。一人で立とうとするなよと注意される。
最初の術後7日間で自力で立って、トイレにいけるようになった。
もうすぐ退院というか、アパートに移るタイミングだ。
次は、アパート編です。
コメント
[…] ここまで理解してもらえたら、ぜひ日記を読んでください。 […]
[…] ではここから、「いよいよ開始 8月」という次の日記に繋がります。 […]