こんにちは、筆者のジローです。
大人になって身長を伸ばすことはできるか?
答えはYESです。私は実際に10センチ伸ばしました。
詐欺でもオカルトでもありません。科学の力を使って伸ばしました。
骨延長という方法です。
残念ながら、骨端線がなくなると、骨が成長しなくなるので、背が伸びることはないです。
(歪み矯正で少し伸びる可能性はあるかも。でも伸びるとは言えないかな・・・)
骨延長とは、人工的に骨を折り、間を少しずつ広げていき、自然治癒力を利用して骨を伸ばすという
少々荒っぽい手法のことです。
骨延長は費用も苦労(苦痛)も大きいものです。
安易におすすめはしません。
ただ、私自身、低身長という大きなコンプレックスを抱えていて、
解決できることがどれほど喜ばしいことか、身をもって体験しました。
このブログは骨延長を中心に、情報提供を趣旨として
みなさんが判断しやすいようにできる限り正確に、細かくお伝えしていきます。
また、骨延長だけというのもつまらないので、私が持っている知識や経験を元にした情報も提供します。
何を実行するにしても最後の決断はご自身ですので、理解して検討して、実行してください。
わかりづらい箇所や「もっとこういう情報が欲しい!」という事はぜひご指摘ください。お問い合わせフォームまたはTwitterアカウントからお願いします。
骨延長ってどんなもの?
人工的に足の骨を切ると、自然治癒力でくっつこうとする。
切った骨と骨の間をゆっくり伸ばしていく。
すると、骨と骨の間を補うように、ゆっくりゆっくり伸びていきます。
ロシアのイリザロフ医師がたまたま見つけた手法なので、
イリザロフ法と呼ばれます。
手法は、内部式だの外部式だのいろいろありますが、
原理はすべてこのイリザロフ法を用いたものです。
骨を切って、そのままにしておくととんでもないことになってしまうので、固定する必要があります。
足の外側に創外固定器=イリザロフリングってのをつけるのが「外部式」
足の骨の中に金属の支柱を入れて延長していくのが「内部式」と言います。
流れはこんな感じ
外部式の方がビジュアル的に理解しやすいので、外部式です。
これも名前がついていて、交差同時延長と言います。
英語だとクロス・ラテラル・メソッド。
大腿骨も脛骨(スネの骨)も両方伸ばす時に使うのですが、
両足の大腿骨にリングがついていると、リング同士がぶつかってしまうので
ずっと大股開きしていないといけなくなってしまうのです。
そのため、片方は大腿骨、片方は脛骨にリングをつけます。
手術1でリングがつき、少しずつリングの間隔を伸ばしていきます。
原則は1日1ミリ。
目標の延長量に達したら、手術2を行って反対の足にリングをつけます(交差させます)
どちらからでも構わないそうですが、私は右モモ+左スネで始めて、手術2で左モモ+右スネになりました。
で、この時にまた手法によって違いがあって大まかに3つ。
- クラシック法 外部リングだけで延長&固定
- LON法 手術1から骨の中に金属の棒を入れ、外部リングで延長。延長終わったら挿入していた棒をロックして固定
- LATN法 手術1では棒を入れず、外部リングで延長。延長終わった時に棒を挿入してロックして固定
LONはロン、LATNはラテンあるいはレイトンと言っているところもあります。ラテンというよりラトゥンという方が音は近いです。
足の外側にリングがついているのは、想像以上に邪魔です(汗
クラシック法だと、骨ができて固まるまでリングを外すことはできないですが、
LONとかLATNにすると、延長が終わり次第手術してロックすれば、外部リングは外せます。
つまり自由の身になるのが早いのです
✔なんで先と後の方式があるの?(LONとLATN)
→最初からLONしようとしても、手術時間が長くて患者が耐えられないとか、
手術2の時が多いですが、大腿骨を延長すると膝が曲がりにくくなるので、
スネの骨に金属の棒をいれられない場合があります(膝の皿をどけて、挿入する)
あとはクラシックのつもりだったけどLATNに変更するとか、そういう事情ですね。
手術2で左右を入れ替えて、延長する。
目標の延長量に達したら、LONとLATNの場合は手術3を行って骨の中の金属をロックして
骨が歪んだり伸び縮みしないように固定して終了です。
LON法で10センチ(大腿骨5センチ+脛骨5センチ)を延長する場合、
ものすごく順調にいけば、計算上は
手術1まで数日+術後4日は延長しない+延長50日 で前半終了
手術2まで数日+術後4日は延長しない+延長50日 で後半終了
手術3まで数日
だいたい120日=4ヶ月ですね。
そこから自力で歩いて帰国できるようになるまで2〜3週間くらいはリハビリが必要です。
ただ、順調にいくばかりではないですので、ギチギチのスケジュールはたてない方が良いです。
私はアルメニアという国でこの骨延長手術を受けましたが、
その理由の一つは、イリザロフ医師の直接の弟子が行っているからです。
期間や伸ばせる長さは?
体質や健康状態、もともとの身長にもよるので、あくまでも参考ですが、
大腿骨(ふとももの骨)と脛骨(スネの骨)をそれぞれ5センチ
合計10センチ程度の延長が限界値に近いです。
個別には16センチとか、18センチという記録(?)もあるそうです。
期間は、方式によりますが最短で10センチ=5ヶ月程度+リハビリ期間(3ヶ月程度)
とイメージして良いかと思います。
日記などで詳しくお伝えしますが、あくまでも最短です。
いくらくらいかかるの?
場所や病院によってかなり違います。
私は10センチ伸ばすのに約500万円かかりました。
高いところだと倍以上かかるところもあります。
というのも、人件費も違いますし、設備も違う。手術の方式も違うので費用が異なるのも当然と思います。
あと5センチあったら・・・という場合は、300万円程度でできるようです。
どこでできるの?
日本でも可能です。
大阪のスカイ整形外科クリニック、東京のしらゆりビューティークリニック
があります。方式と、価格(と評判)で敬遠されがちです。
どうしても日本で!という方は上記調べてみてください。
私も検討はしましたが、選びませんでした。
そして、網羅しているわけではありませんが
韓国 米国 ベトナム ギリシア 中国 インドなどでも行われているようです。私は前述のとおりアルメニアで受けました。
マレーシア やフィリピンでも行われているようですが、私が問い合わせた2019年時点では、美容目的では行っていないとの回答でした。
交通事故等の治療や、先天的な状態の治療のみだそうです。
金額はその国のGDPなどに応じて差があります。
ご自身で吟味して検討してください。
年齢など制限はある?
基本的に年齢制限はありません。
ドクターに聞いたところ、アルメニアでの最高齢は49歳の台湾人男性だそうです。
そして、日本人でも40代の方で無事に延長して帰国された方がいます(私もお会いしたことがあります)
ドクターは年齢よりも、健康体かどうかが重要だと言っていました。
手術とリハビリに耐えられる健康体・免疫力、メンタル。
あと、喫煙は骨の形成にものすごく悪影響を及ぼすので、
骨延長を希望される場合は、
いや、1ミリでも可能性がある、興味がある方は
大至急禁煙された方が良いです。
年齢制限はありませんが、実際重い、リスクのある手術なので、
なるべく早くに行う方が良いです。
免疫力は20代がピークで、40代になると半減するそうです。
なぜ骨延長手術に踏み切ったのか?
私は幼い時から背が低く、整列時にはずっと一番前でした。
えっへん!というえらそうなポーズ(わかりますかね?画像のような感じです)しか、したことがなかった。
運動も勉強もそこそこできました。
高校生以降、彼女もだいたいいました。
大学を出て、就職もしました。お金も得られました。
自分でいうのもなんですが、努力できるところはしてきたつもりです。
しかし、どうしても身長だけは得られなかった。
ある日、骨延長という存在をしりました。
資産家でもないし、お金が有り余っていたわけではないけど、
高級車1台分くらいの金額で10センチ身長が伸ばせるのか…
高級車は数年乗ったら終わり。
毎年税金やメンテナンスといったランニングコストもかかる。
しかし、身長は伸びたら自分のものになる。
そう考えて、一歩踏み出しました。
このブログについて
私はアルメニアのナイリ病院で、ミルゾヤン医師(ガルセバン医師)の施術を受けましたので、アルメニアの話が中心です。
ただし、病院からお金をもらっているわけではありませんので、彼らにとって都合の悪いであろうことも書いていきます。
事実を伝えていきます。
他の病院のことなども知り得た事はお伝えします。
私はこれまでもTwitterなどで発信してきましたが、
事実と伝聞と推測・推定など、できる限りわけて記載します。
事実誤認などがありましたらお問い合わせフォームやTwitterなどでご指摘ください。
ただ、個人的な質問にはお答えできません。(私は何センチ伸ばせますか?と問われても困ります・・・)
これは他の人も疑問に思うであろうことで、私が答えられることであれば、更新していきます。