アルメニアってどんな国？

こんにちは、ジローです。
私は骨延長をアルメニアで行ったので、アルメニアの紹介をしています。
しかし、骨延長を抜きにしても、「アルメニアってどんなところなんだ？」という疑問はありますよね。
旅好きの私も訪れたことがなかったので、その点でも興味をもちました。

アルメニアってどこ？

ココです。トルコの隣。といってもトルコとは仲が悪いので要注意。

正式名称「アルメニア共和国（RepublicofArmenia）」は、ヨーロッパとアジアのちょうど中間にあります。
アジアでもヨーロッパでも中東でもない、と教えられるそうで、じゃぁ一体どこなんだ？という気もしますが・・・。

国土は日本の関東地方程度で、人口はおよそ300万人。
北はジョージア、東はアゼルバイジャン、南はイラン、そして西はトルコと接しています。

西暦301年に世界で初めてキリスト教を国教として受け入れた最古のキリスト教国として有名です。

関東・近畿・中国地方（それぞれ）と同じくらいの面積に、
広島県と同じくらいの人が住んでいる感じです。
一人当たりGDP、つまり生産とか稼いでいる金額は
日本＝約49,200USD（2019）なので、1/10以下ということになります。
まぁはっきり言って途上国ですね。
その分人件費も安く済むということです。

私の印象は、
自由な旧ソ連って感じだなぁ
でした。
町並みの感じはヨーロッパの雰囲気がありつつ、リッチな感じはしない。かといって貧しい感じもしない。
タイやフィリピンのスラムのような場所も行ったことがありますが、アルメニアはそんな感じはまったくないです。

日本からのアクセス

2020年現在、日本からエレバンへの直行便はありません。

合理的なルートは４つ。

ロシア経由が価格としては安い可能性が高いですが、乗り継ぎ空港が違ったりするとトラブルになるので、注意してください。

旅好きな私は、どこか他の国によりつつ、いけないかな？と考えて調べたのですが
というかトルコに行ってみたい！トルコなら日本から直行便もあるし、寄り道ってほど無駄でもなさそうじゃないか！
と思いましたが、、、

トルコとアルメニア超仲悪い

これは本当に血塗られた歴史があるので、無理ですね。

話を戻します。
アルメニアの到着空港は１つです。
ズヴァルトノッツ国際空港へ到着するわけですが、この国際空港はエレバンの中心から約10km、車で20分程度です。
市内中心部であればタクシーで2〜3,000ドラム程度で行けます。

タクシーアプリがあって、便利なので入れておくと良いと思います（電波がないとダメですが、乗る前に価格もわかるので安心ですね。チップを加えることは可能ですが、価格交渉はありません）
Yandex Taxi
GG Taxi

骨延長で到着する時は、ドクターが迎えにきてくれます。深夜だと思いますので心強いですね。

アルメニアは海に繋がっていない内陸国で、エレバンはそのアルメニアの中でも盆地にあるため、夏は非常に暑くなる一方で冬はとても寒くなります。さらに山の裾野に沿って町が作られているので、傾斜があるところが多いです。

人種的には人口の98.1%がアルメニア人で、次に多いのがクルド人系のヤヅィーディー（1.2%）、そしてロシア人（0.4%）で、
言語はアルメニア語です。
日本人にとって馴染みのない言語で、私は挨拶程度しかできません。
アルメニア語は文字も独自の文字です。
アルメニアの公用語はアルメニア語ですが、以前はソ連の一部であったこともあり、ロシア語も通じます。
実態としては、年配の人はロシア語ができて、若い人は英語ができる人もいるという感じ。

ただ、言語は文化を表すと私は考えているので、アルメニアの人たちは独自の文化を形成し、守ってきたのだととらえた方が良いと思います。

英語はどのくらい通じる？

ドクターは上からミルゾヤン（教授／プロフェッサー）
ガルセバン（筆頭／後継者）
ガーリック（セカンド／ガルセバンと同い年）は英語が通じます。
が、３番目のホレン、末席のアララトは若干怪しくなってきます。

ナースはヘッドナースのマリエッタさんはほぼ通じます。が、若いミレナはほぼ通じません（あれ？若い人は学校で習うと聞いてたんだけど・・・）
病院の勤務ナースはかなり人によります。
１７０センチくらいのシルシックさんは少しだけ日本語もできます。

私は入院初日に「アルメニア語わかる？わからないか・・・じゃぁロシア語は？」と看護師さんに聞かれました。ロシア語も無理というとガッカリされましたが、２０代後半くらいの看護師さんで数人、英語ができる人がいたので、担当してくれました。

全人口の約95%はキリスト教徒

日本にいると宗教なんてあんまり気にしなーい！という方も多いと思いますが、けっこう大事です。

なぜなら、食べ物に影響するからです。

旅好きの人はわかると思いますが、ムスリム（イスラム教）の場合、豚肉やアルコールがNG（宗派によって少し異なる）だったりします。

その点、アルメニアはキリスト教なので、かなり自由度が高いです。
南隣にはイラクやイランがあるのでどうかな？と思いましたが、杞憂におわりました。

通貨はアルメニアドラム（AMD）

聞いたことないなぁ・・・という感じでしょう。私もそうでした。実際に使用され始めたのは1993年11月22日からで、近年では1USドル＝470〜490AMDの間で推移していて
意外にもけっこう安定している通貨でした

医療費の支払いはUSドルなので、少しだけあればOKです。
滞在中の食事や小物は基本的には費用に含まれていて、出前を頼みたいとか、どうしてもこれが欲しいということがなければ使いません。

これは私のツイートですが、物価の参考にしてください。

一人暮らし１か月経過（7/15〜8/14）

食費 47,822AMD
タクシー 6,200AMD
→54,022AMD≒¥13,506

家賃
1軒目7/15〜8/3 ¥32,444
2軒目8/3〜8/14 ¥17,072
→¥49,516

なので合計は¥63,022
1日あたり2,000円ちょい🤔
多少日本から持ってきたラーメンとか食べてるのでもうちょいかかるかな？知れてるけど😅

— ジロー@骨延長→２か月経過 (@jiro_en) August 15, 2020

銀行送金する場合は、着金まで時間が少しあるので（たぶん４日くらい）
観光するなりのんびりするなり、楽しんでください。
それでも、１週間程度ではホテル代＋２００ドルもいらないと思います。
タクシーはどこに行くにも1,000ドラムもあれば行けるし、食事も普通の店だったら4,000ドラム（1,000円）あればどんな店でも太らされるでしょう。

アルメニア料理って？

これは私もうまくつかみきれていません。
が、肉を使った料理が多いです。また、油多めでしょっぱい・味の濃いものが多いです。
日本でもトルコの屋台を見かけますが、ケバブを、薄く伸ばされたパンである「ラヴァシュ」（ラバシ）に巻いて食べるのがアルメニア風です。
他にも、味付けした肉をブドウの葉で包んだ「ドルマ」と呼ばれる料理もあります。
家政婦さんが出してくれたのですが、めちゃくちゃしょっぱくて、２つ食べるのが精一杯でした。（作る人によると思います）

私は旅好きで、いろいろな国を訪れましたが、この国の食べ物は無理だなぁ・・・と思ったことはありません。
しかし、骨延長をしていると食欲も落ちていつしか日本食が食べたくなったりします。

「骨延長生活をするための衣食住」でも書きましたが、事前に準備しておくことをおすすめします。

また、送金を待つ間などに、スーパーに行ってみると面白いと思います。

・Yerevan City
・SAS
・Nor Zovq
あたりがちゃんとしたスーパーだなぁという印象です。
肉や香辛料の量り売りだったり、会計するチェッカーが椅子に座っていたり、日本ではみられない光景があります。

治安は大丈夫？

市内は驚くほど治安が良いです。夜でも女性が一人で歩いています。
（だからと言って女性の一人歩きをおすすめはしません）

治安ではないですが、悪いこととしては、喫煙率がものすごく高いです。このご時世なのに、ほとんどのレストランのテーブルに灰皿がおいてあります。
あと、iQOSもしっかり売ってて驚きました。喫煙先進国かも…。

喫煙は骨延長にとってかなりマイナスなので、近づかない方がよいですね（治療中は外出もできないので気にしなくてよいと思いますが）