こんにちは、ジローです。
アルメニアでの骨延長時の通訳事情について、アップデートします。
かなり良くなったので、ぜひ参考にしてください。
通訳の仕組み
まずは通訳ってどういう仕組みになっているのかを説明しておきます。
骨延長の申し込みだったり、実際の診察・手術等についてはミルゾヤン率いるYCLLR(Yerevan Center of Limb Lengthening and Reconstruction)が、ナイリ病院で行います。
で、このYCLLRが患者からお金をまとめて徴収して、通訳だったり病院だったりに支払っていくわけです。手術したら手術室代とか、病室使ったら病室代とか。
ん?病院のドクターじゃないの?
どういうこと??
日本の感覚だと少し理解しにくいかもしれません。
ナントカ病院の○○先生、ではないです。もう少し、医師の独立性が高い。
要は、ナイリ病院というデパートに入っているテナント(YCLLR)だと思えば良いです。
で、治療の過程で手術室とかレントゲンとか、病院の設備を借りるわけです。
海外ではけっこうある仕組みなので、別におかしなことではありません。
通訳の話に戻すと、
現状では、YCLLRが通訳の会社や個人に対して、通訳を希望する患者を振り分け(紹介)ている感じです。
ざっくり2つの会社があり、1つはイベ⚪︎○(現地日本人経営)系。
もう1つが私がオススメするアルミネさん系です。
料金体系
会社(個人)によっても料金は異なるので、申し込む際に十分確認してもらうことを前提に、読んでください。
イベ⚪︎○系は、月に300ドルです。基本的に事前問い合わせから帰国までをカバーして、途中解約はダメですと言われます(私は言われました)
また、稼働がない月も、電話のみだった月も、同額です。
もう一つは、アルミネさんという方の会社です。
事前問い合わせもOKですし、手術する月は月額300ドル。その後は、1回あたりの金額でOKです。
電話のみだったら15ドル(1時間以内)
対面(病院やアパートに来てもらう)だと25ドル
です。
最初は確認することもたくさんあるので、サブスクの月額300ドル。
その後は300ドルを継続しても良いですが、おそらく電話・対面で十分かと思います。月に10回も来てもらうことは無いので。
通訳は必要なの?
私は別の記事で「通訳不要の理由3つ」と書いています。
1)ドクターとの距離が近い
2)英語が通じる
3)アプリで翻訳可能 & コスパ悪い
です。
私は今でも、通訳はなるべく使わない方が良いと思っています。
ただ、不安に思うのも事実で、通訳頼めますか?とよく聞かれます。
不要だといった3つの理由のうち、3番目にあげたのが「コスパ悪い」は、かなり改善されました。
アルミネさん系の通訳であれば、コスパも良い。
また、アルミネさんはもちろん私も直接面識があります。
日本語も英語もアルメニア語もできて、とても良い人です。中国語も勉強中だと言っていました。
ただ、21年夏に出産予定だったりするので、タイミングによっては少し配慮が必要ではあります。(他の通訳スタッフもいるそうなので、相談はOKです)
イベ⚪︎○は私の担当をしてくれた通訳ですが、気分によって通訳しなかったり、ドクターへの質問なのに自分で判断して答えてきたり・・・私はとても困りました。すらっとした長身女性で、ミルゾヤンはお気に入りだったようですが。。
私は骨延長後に、ドクター陣に通訳の改善を強く訴えました。その時にアルミネさんと知り合い、料金体系も「1回ずつでお願いできないか?」などと相談させてもらいました。
話をしていて、この人は賢いな、という印象を持ちました。
患者の側に立って話をしてくれる人だな、と。
あまり褒めすぎるとアルミネさんと結託しているみたいですが…そんなことはなく、あくまでも経験者としての意見です。
実際どうすべき?
通訳を頼みたいのであれば、最初に病院(YCLLR)に問い合わせメールをした際に伝えればOKです。
イベ⚪︎○系でも、アルミネさん系でもよければ特に書かなくても、病院スタッフが振り分けてくれます。
振り分けられてから、「やっぱり違う通訳にしてくれ」というとかなり迷惑なので・・・希望があるなら最初に伝えておいた方が良いと思います。
私はアルミネさんの方が断然よいと思いますし、アルミネさんにお願いしたいという場合は
下記コピペで、最初に病院に問い合わせするメールに使ってもらえればOKです。
Hi, I’m (自分の名前/呼び名でOK).
I want to increase my height with limb lengthening surgery.
Can I ask the translator, Armine-san, recommended by Jiro highly?
ここからは日本語でもOK(アルミネさんに振り分けられるので、伝わります)
私のブログで紹介することは、アルミネさんにも了解を得ています。
ただ、問い合わせを考えている方にお願いです。
やるかどうかわからない患者の(メールの)翻訳を頼まれるのはアルミネさんにとって負担なので、自力で英語の質問ができるなら自力でやってください。
たぶん、私のブログを読んでくれている方で「問い合わせしよう!」と思う方は、実行確率の高い方だと思うのですが、くれぐれも「ちょっと聞いてみよう」レベルの問い合わせは配慮ください。
(あと、必ずしもアルミネさん本人とは限らないことも認識ください。会社に別の通訳さんもいるそうなので)
本気でやろうと思っているんだけど、、、言葉が最大のネック…という方にとっては、かなりの朗報ではないでしょうか。
通訳事情のアップデートでした。
(日々情報は更新されるので、実際違ったぞ!ということがあれば、ご指摘いただければ幸いです。確認してアップデートします)
それでは。